製品情報|ニプロ医療関係者向け情報

製品のよくあるご質問

エピナスチン塩酸塩点眼液0.05%「ニプロ」

コンタクトレンズ(CL)を装用したまま使用してもよいですか?

○各患者様の病態にもよりますため、まずは主治医にご相談ください。
(アレルギー性結膜炎の治療期間中は、病状悪化の防止、抗原回避の点から、CLの装用は中止を考慮することが原則1)とされております。)

○ハードレンズ(HCL)とワンデイタイプの使い捨てレンズはどの点眼薬でもほぼ問題ないと考えられていますが、ソフトコンタクトレンズ(SCL)は薬物を吸着しやすいため、CLを装用中に点眼すると問題となることがあるとされています。2)

○処方が同じ先発品(アレジオン点眼液0.05%)でSCLを装用したまま点眼し、有効性と安全性が検討された報告3,4)があります。

○以上より、CLの装用が許容される患者さんに対しては、本剤はHCL、ディスポーザブルタイプを含むSCLともにCL装用中の点眼は可能と考えます。

※カラーコンタクトレンズ装用時の点眼について
カラーコンタクトレンズへの影響は検討されていないため、装用中の点眼は避けてください。

1) 高村悦子:日本コンタクトレンズ学会誌 52, 63(2010)
2) 石岡みさき:書籍「点眼薬の選び方 2版」10(2020)
3) 渡邉潔他:臨床眼科 70, 535(2016)
4) 亀澤比呂志他:アレルギー・免疫 23, 1390(2016)