開発へのこだわり|医薬品情報|ニプロ医療関係者向け情報

開発へのこだわり

すべてのいのちに、よろこびを。
ニプロでは、経営理念「未来に向かって、世界の人々の健康を支え、医療ニーズに応える商品、技術および事業の創造革新を行い、社会に貢献し、自己実現を図る。」のもと、医療現場や患者様のニーズに細やかに対応すべく、高い付加価値を有する医薬品の開発・提供を続けて参ります。

採用されている仕様は製品毎に異なり、すべての製品に該当するものではございません。
あらかじめご了承ください。

保管時

開封済みがわかる仕様(個装箱)

一度開封してフタを閉じた際に、「開封済」であることが一目で確認できるようにデザインを工夫しました。調剤棚や引き出しに並べたときなど様々なシチュエーションで活用していただけます。

残数管理付き仕様(個装箱)

個装箱側面の「残数管理部分」を押し開けると、個装箱内にあるピローの残数が一目で確認でき、在庫管理に役立ちます。

切り取りカード(個装箱)

個装箱から切り離せる、製品情報入りカードです。カードには製造番号や使用期限等の情報を表示しています。

分割ラベル(バラボトル)

バラ包装のラベルには、キャップ等に貼付することができる「分割ラベル」を採用しています。キャップに貼付することで、ボトルを上から見ても製品名をすぐに確認できます。分割ラベルには、製品名/GS1コード等の情報を表示しています。

容器材質

製剤の性質に合わせた容器材質を選択しています。

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バイオマスプラスチック使用

SDGsの取り組みの一環として、環境保護を考えた植物原料90%以上配合の「バイオマスプラスチック」を使用しています。「バイオマスプラスチック」は主にトウモロコシやサトウキビの澱粉、トウゴマのひまし油を原料としており、CO2排出量の削減に貢献します。

調剤時

1錠ごとに製品名やGS1コード(PTP)

1錠ごとに製品名や含量の視認性や識別性を高めることで、薬剤鑑査の効率向上や取り違えのリスク低減が期待できます。また、利便性向上のためGS1コードを表示しています。

薬効、用法・用量表記(PTP)

医療従事者と患者さん、そのご家族や介護者が「何の薬なのか」「いつ飲む薬なのか」を一目で確認できるように配慮し、飲み間違いのリスクを低減する工夫をしています。

易開封ピロー

ピロー素材にストレートカット性を有する素材を使用することで、容易な開封を可能にしました。開口部が広く形成され、PTPが取り出しやすくなります。

全面ピッチ印刷ピロー

ピローをどの面から見ても製品名を容易に確認することができ、薬剤の取り違えのリスク低減や調剤時間の短縮が期待できます。

シュリンクラベル(バイアル)

バイアル破損時におけるガラス片や薬剤の飛散を防止するため、シュリンク包装(PETフィルムでの被覆)を施しています。
また、UVカット機能も担うことで薬剤の安定性に寄与します。

分割ラベル(アンプル・バイアル)

アンプルやバイアルには、製品名や規格・GS1コードなどの情報を表示した「分割ラベル」を採用しています。シリンジや輸液バッグに貼付することで、混注した製品名を確認することができます。

ダブルバッグ製剤

注射針を装着した注射器を用いて溶解液を採り、薬剤の入ったバイアルに注入。薬剤を溶かした後、注射器で吸い上げ、点滴用の溶解液に注入する。「ダブルバッグキット」はこれらの作業を省き、薬剤の取り違えや調剤ミスを防ぐことを可能としました。注射器を使わないので、針刺し・切創のリスクを低減し、溶解液・薬剤が外気に触れないので、薬剤汚染などの防止にも寄与します。

ハーフキット製剤

溶解液と両頭針を一体化したキット製剤で、多くの市販バイアル製剤が装着可能です。感染リスクの低減、調剤過誤リスクの低減、迅速かつ安全な薬剤調製に貢献します。

プレフィルドシリンジ製剤

予め薬液が充填されたプレフィルドシリンジを開発することで調剤作業の簡略化、薬剤汚染防止、誤投薬防止等を期待できます。1シリンジずつ包装されているため、衛生的で携帯性にも優れます。

お名前記入欄(プレフィルドシリンジ)

フリースペースを確保しており、患者さんの情報を記載したラベルの貼付など、様々な用途でご利用いただけます。

偽造防止対策(PTP)

PTPシート内、印刷下層に光の進入と反射を両立させる「グロスノンコート®剤」を用いて印刷する新技術「グロスノンパターン」を採用し、シートを上下左右に傾けることで光のあたり具合により文字やロゴを浮き上がらせることが可能です。

「グロスノンコート®」は、昭北ラミネート工業株式会社の登録商標です。

製品の基調色で各カラーを統一

規格が複数ある製品では、各資材に「規格ごとの製品カラー」を一貫して使用しています。
内服剤であればPTP・ピロー・個装箱、注射剤であればキャップ・ラベル・個装箱、外用剤であれば製剤・個装箱。
一貫したカラーを使用することで、規格間の識別性や視認性を向上させ、取り違えなどのインシデントの低減が期待できます。

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投薬時

裏から見たときの利便性(バッグ製剤)

バッグラベル表面の製品名(や注意喚起文)の表示は視認性に配慮し、裏面からも同等の情報を読み取れるようデザインを工夫しています。

残量確認表記(バッグ製剤)

バッグ本体に残量目盛を印字することで、容易に残量を確認できます。

ダブル目盛り(プレフィルドシリンジ)

シリンジポンプにセットした際に様々な角度から見ても薬液量を確認しやすいよう、目盛を2カ所配置しています。

ダブルチャンバー型キット(プレフィルドシリンジ)

「粉末部」と「液体部」の2室を有するダブルチャンバー型プレフィルドシリンジで、シリンジ内で粉末剤の懸濁を完結できるため清潔で簡便・スピーディーな調製操作に貢献します。

廃棄時

潰しやすい仕様(個装箱)

個装箱側面に折り目があり、両手で上から押すことで容易に潰すことができます。